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式年遷宮

 式年遷宮(しきねんせんぐう)は、神宮最大の神事で約1300年にわたってつづけられています。
 20年毎に御正殿(ごしょうでん)をはじめ神宮すべての神殿や神宝を新しく作り替え、御神体を移す神々の引っ越しです。神宮の御正殿の隣接地に同じ広さの宮地が用意されています。
 1300年前に天武天皇により定められたこの制度は、なぜ20年なのでしょうか。 これについては様々な説がありますが、「唯一神明造」と呼ばれる建築様式の神殿を維持していくためには、20年が最もふさわしい年月であるといわれています。今でこそ、人の平均寿命も70歳を越えていますが、この当時では40〜50歳位だったのでしょう。そう考えると、技術や信仰などを伝承するにも、20年というのは精一杯の年限だったことでしょう。
 その他の説には、20年に一度元旦と立春が重なるという大陸渡来の暦からという説や、稲の貯蔵年限の最長が約20年という説、古代の天皇の宮殿が一代ごとに移転された事と関係があったという説など様々な説があります。
 いずれにしても、それぞれの時代に生きる人々が20年に一度、この式年遷宮を迎え、建築・神宝・装束などの技術が継承され、守られている。


式年遷宮は8年前から準備が始められ、30以上の諸祭を重ねて、進められていきます。

次回、第62回式年遷宮は平成25年(2013年)に執り行われます。

式年遷宮のなかでも最も重要な行事である遷御(せんぎょ)の年の8年前、
山口祭から遷宮に向けた準備が始まります。

主な祭典
遷宮8年前 平成17年5月 山口祭 やまぐちさい
遷宮8年前 平成17年5月 木本祭 このもとさい
遷宮8年前 平成17年6月 御杣始祭 みそまはじめさい
遷宮8年前 平成17年6月 御樋代木奉曳式 みひしろぎほうえいしき
遷宮8年前 平成17年9月 御船代祭 みふなしろさい
遷宮7年前 平成18年4月 御木曳始式 おきひきはじめしき
遷宮7年前 平成18年4月 木造始祭 こづくりはじめさい
遷宮7年前 平成18年5〜7月 御木曳行事(第一次) おきひきぎょうじ
遷宮7年前 平成18年5月 仮御樋代木伐採式 かりみひしろぎばっさいしき
遷宮6年前 平成19年5〜7月 御木曳行事(第二次) おきひきぎょうじ
遷宮5年前 平成20年4月 鎮地祭 ちんちさい
遷宮4年前 平成21年11月 宇治橋渡始祭 うじばしわたりはじめしき
遷宮1年前 平成24年3月 立柱祭 りっちゅうさい
遷宮1年前 平成24年3月 御形祭 ごぎょうさい
遷宮1年前 平成24年3月 上棟祭 じょうとうさい
遷宮1年前 平成24年5月 檐付祭 のきつけさい
遷宮1年前 平成24年7月 甍祭 いらかさい
遷宮2ヶ月前 平成25年8月 お白石持ち行事 おしらいしもちぎょうじ
遷宮1ヶ月前 平成25年9月 御戸祭 みとさい
遷宮2週間前 平成25年9月 御船代奉納式 みふなしろほうのうしき
遷宮10日前 平成25年9月 洗清 あらいきよめ
遷宮1週間前 平成25年9月 心御柱奉建 しんのみはしらほうけん
遷宮 4日前 平成25年9月 杵築祭 こつきさい
遷宮前日 平成25年10月 後鎮祭 ごちんさい
遷宮前日 平成25年10月 御装束神宝読合 おんしょうぞくしんぽうとくごう
遷宮前日 平成25年10月 川原大祓 かわはらおおはらい
遷宮当日 平成25年10月 御飾 おかざり
遷宮当日 平成25年10月 遷御 せんぎょ
遷宮翌日 平成25年10月 大御饌 おおみけ
遷宮翌日 平成25年10月 奉幣 ほうへい
遷宮翌日 平成25年10月 古物渡 こぶつわたし
遷宮翌日 平成25年10月 御神楽御饌 おかぐらみけ
遷宮翌日 平成25年10月 御神楽 おかぐら



山口祭(やまぐちさい)
8年前の山口祭から、式年遷宮の準備が始められます。
まず、遷宮の御用材を伐る御杣山(みそまやま)の「山口」の神を祭り、伐採と搬出の安全を祈ります。
遷宮の御用材を調達する御杣山が神宮から離れたところに移った今も、山口祭は内宮と外宮それぞれの神宮林の山口で行われます。
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木本祭(このもとさい)
 木本祭は山口祭の夜に行われます。御正殿の床下に奉建する心の御柱の用材を伐採するにあたり、その木の本の神をお祭りします。
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御杣始祭(みそまはじめさい) 
 御杣始祭は、御用材を伐りだすお祭りで、木曽の御杣山で行われます。
御神体を納める御樋代(みひしろ)をつくる、御樋代木として、樹齢300年、重さ2トンの大木が運ばれます。この木の前で祈りを捧げ、宮大工が忌斧(いみおの)で木を伐る動作を行います。つづいて御樋代木は、古来からの方法で約50分で伐採されます。内宮は長野県上松町、外宮は岐阜県恵那郡加子母村で行われます。
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御樋代木奉曳式(みひしろぎほうえいしき)
 御神体をお納めする「御樋代」の用材を伊勢に運ぶ儀式です。
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御船代祭(みふなしろさい)
 御船代祭は、御船代(御神体を納めた御樋代を納める)の御用材を伐採するため、内宮と外宮の祭場でおこなわれ、同時に木曽山で伐採の行事が行われます。
この祭りには、物忌(ものいみ)の童女が参進します。
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御木曳始式(おきひきはじめしき)
 御木曳行事は、伐採した御用材を川曳き(内宮へ川を使って運搬)と陸曳き(外宮へ陸路で運搬)で運び入れます。
 地元の人々と全国から集まった一日神領民が参加して、行われます。
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木造始祭(こづくりはじめさい)
 御造営の木取り作業を始めるのにあたって、作業の安全を祈り御木に忌斧(いみおの)を打ち入れる祭りです。
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御木曳行事(おきひきぎょうじ)
 地元の人々と全国から集まった一日神領民約17万三千人により、古式にのっとり御用材を両宮宮域内に奉曳(ほうえい)しました。
 内宮は五十鈴川を川曳し、外宮は御木曳車で陸曳(おかひき)をします。。
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仮御樋代木伐採式(仮みひしろぎばっさいしき)
 遷御のときに御神体をお納めする仮御樋代と仮御船代の御用材を伐採するにあたり、木の本の神をお祭りし、忌斧を入れる儀式です。
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御木曳行事(おきひきぎょうじ)
 地元の人々と全国から集まった一日神領民により、第一次と同様にして古式にのっとり御用材を両宮宮域内に奉曳(ほうえい)しました。
 遷宮の祭りの中で、最もにぎやかな行事です。
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鎮地祭(ちんちさい)
 鎮地祭は、一般にいう地鎮祭にあたり、新しい社殿の造営地で無事を祈る儀式で、五色の幣(へい)の、もとで、物忌の童女が鎌をふりあげ草刈り初めの儀式を、また、神職が鍬入れの儀式を行います。
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宇治橋渡始祭(うじばしわたりはじめしき)
 神域への架け橋である宇治橋も、20年毎に架け替えられ、「渡り女」の役に地元の老婆が担い、先頭に立ちその後その一族の三代そろいの夫婦が渡ります。全国から選ばれた三代夫婦も参加します。当初は式年遷宮の年に架け替えられていたが、昭和24年の第59回式年遷宮が戦争のため延期されたが、この橋だけはと造営されたので、後には式年遷宮の4年前に架け替えられることになった。
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立柱祭 (りっちゅうさい)
 立柱祭は、新しい御正殿の御柱(みはしら)を立てる儀式で、内宮・外宮それぞれ行われます。神職の拝礼のあと、宮大工によって10本の柱を木槌でうちかため、完成の無事を祈ります。
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御形祭(ごぎょうさい)
 立柱祭の日に行われ、御正殿の東西の妻の束柱に御形(御鏡形)をうがつ祭りです。
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上棟祭(じょうとうさい)
 上棟祭は、御正殿の棟木をあげるお祭りで、たくさんの人々が参列して盛大に行われます。
 正殿と瑞垣(みずがき・・・一番内側の垣)との距離をものさしで測り、正しい位置である事を確認する丈尺測量の式から始まります。次に正殿の屋根からのびる2本の白い布を神職や技師によってひかれ、棟木がひきあげられます。小工による「千歳棟!!万歳棟!!」という威勢の良い掛け声と棟木をうつ木槌の音が響き渡ります。
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檐付祭 (のきつけさい)
 檐付祭は、御正殿の屋根の萱(かや)をふきはじめる儀式です。ふく萱がゆるむことがないようにと祈りが込められます。
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甍祭(いらかさい)
 甍祭は、御正殿の屋根の萱ふきが終わった後、金物を打ち付け飾るお祭りです。金色にまばゆい飾り金物がとりつけられて、唯一神明造りの御正殿に一層の輝きが加わります。
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お白石持ち行事(おしらいしもちぎょうじ)
 お白石持ち行事は、旧神領民である地元の人々と、全国から参加する一日神領民の手で、五十鈴川で拾い集めた白い石を、御正殿の周囲に敷き詰める行事です。
 多くの人々が参加する盛大な行事で、各町からは山車が出て白石を積んで威勢良く運びます。(川曳きと陸曳きがあります。)
 宇治橋前に運ばれた白石は、一人一人の手で白い布に包まれて、完成したばかりの御正殿に奉納されます。
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御戸祭 (みとさい)
 扉を奉る祭りで、扉の鍵穴を開けて竣工を告げる祭りです。
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御船代奉納式(みふなしろほうのうしき)
 御船代に宮大工(青装束)が最後の仕上げを行い、御正殿に奉納する儀式です。
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洗清(あらいきよめ)

 御戸祭で大工の手から神主の手に移った御正殿などを、五十鈴川の川水を使って内外をすべてを洗い清める儀式です。
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心御柱奉建(しんのみはしらほうけん)
 この祭りは深夜を期して、御正殿の中央の床下深くに神秘的な心御柱(しんのみはしら)を建てる儀式です。
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杵築祭(こつきさい) 
 御正殿の四隅の柱や中柱を杵築棒で柱根をつき固める儀式です。
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後鎮祭(ごちんさい)
 御正殿が建った後で、竣工をよろこび、地鎮祭でお願いした事を御礼にあがる後返しの祭りです。
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御装束神宝読合(ごしょうぞくしんぽうとくごう)
 遷宮の為に新調された御装束神宝を新宮に納めるにあたり、照合する式で、この祭りから、祭主様が表舞台に登場致します。
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川原大祓(かわはらおおはらい)
 御装束神宝や遷御に奉仕する祭主以下を五十鈴川の川原の祓所で祓い清める式です。
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御飾(おかざり)
 調進された御装束で神殿を装飾し、遷御のご準備を整える式です。
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遷御(せんぎょ)
 「遷御(せんぎょ)が式年遷宮の最大の儀式です。闇の中を神職らに前後を守られて、御神体が白い絹の垣に囲まれ、旧殿を出御(しゅつぎょ)し、新しい御正殿に入御します。
  遷御が斎行される月日は、天皇陛下が定められます。
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大御饌(おおみけ)
 遷御の翌日に新宮で初めての大御饌をたてまつる祭りです。
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奉幣(ほうへい)
 遷御の翌日に新宮の大御前に勅使が幣を奉納する儀式です。
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古物渡(こもつわたし)
 遷御の翌日に古殿に奉納してあった神宝類を、新宮に移しまつる儀式です。
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御神楽御饌(みかぐらみけ)
 遷御の翌日の夕方に、御神楽にさきだち、大御饌をたてまつる祭りです。
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(おかぐら)
 新宮の四丈殿で勅使および祭主以下参列のもと、宮内庁楽師12員により、御神楽と秘曲が奉奏されます。
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